はじめに
ども、マンガ大好きマンション管理士 かわぐちろろです。
秀逸な漫画を多く輩出している集英社の少年漫画雑誌ジャンプスクエア(旧月ジャン)
今回紹介する作品『月華美刃』は、根っからのWJ派で月刊誌は殆ど見ていなかった私ですが、10年以上経っても鮮明に覚えている漫画です。
最近は「SPY×FAMILY」で人気急上昇中の漫画家「遠藤達哉」先生の作品ということで、再び脚光を浴び、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、私的に 「SPY×FAMILY」 に負けないくらいにポテンシャルを秘めている(と勝手に思っている)作品『月華美刃』をご紹介します。
『月華美刃』はこんな漫画
基本情報
基本情報はこんなカンジです。
作品名 :月華美刃(げっかびじん)
出典:Wikipediaより一部抜粋
作 者 :遠藤達哉
ジャンル:和風ファンタジー
出版社 :集英社
掲載誌 :ジャンプスクエア
連載期間:2010年6月号~2012年2月号
巻 数 :5巻完結
・・・はい、打ち切り漫画です。
まじで、なぜ、なぜこのマンガが打ち切りなのか。
理解し得ない首切り措置に、当時の私は集英社編集陣を草葉の陰から呪ったものです。
本当にもったいない・・・。
このマンガを一言で!
このマンガを一言で言うなら
頑張るカグヤを応援したい泥臭バトルマンガ
まさしくこれに尽きます。
こんな作品ですので、こんな人にオススメです。
- 和風チックなSFモノを違和感なく受け止められる方
- 亡国のお姫様が逆境に立ち向かう話が好きな方
- かわいい女の子がズタボロにされる姿を見てぞくぞくする変態紳士な方
それでは作品紹介といきましょう。
あらすじ
【あらすじ】
舞台は月面世界。
世界を力で支配していた旧体制を転覆し、世を平定させた稀代の英雄「銀后 竹之内フジヤ」が治める国『皇都・迦護女京都(カゴメノミヤコ)』。
平穏な日々に飽き飽きしていたお転婆皇女「竹之内カグヤ」は、今日も御所を騒がせていた。
宮中はつまらない。
毎日学問に習い事を押し付けられ、事あるごとに「姫のため」「母のような銀后になれ」と皆は口をそろえて私に言う。
母様は偉大だ。尊敬する。
私もいつか、民草から慕われ、敬われる母様のようになりたい―――。
そう思っていたが、銀后フジヤは娘に辛く当たり、娘との溝は深まるばかり。
英雄、銀后である母に畏敬の念を抱きながら、普通の母としての愛情を渇望するカグヤ。
一方で、娘に皇太子としての自覚を嘱望しながら、母としての役割を果たせないことに自責の念を漏らす銀后フジヤ。
そんな中、都では怪しい影が暗躍していた。
銀后フジヤの威光と治世でこれまで反政府勢力を抑え込んでいたが、銀后フジヤの不調を発端に、カグヤを狙った一斉クーデターが起きたのです。
不意を突かれ狼狽する都の防人たち。
しかしその混乱の中、銀后フジヤは、病床を圧しながらも冷静に敵の目的を察知し、自らを盾に娘カグヤを『秘刀 巫暈支(フツヌシ)』と共に、流刑の地『穢星(えぼし)』に脱出艇で逃がすのだった。
力も足りず、仲間も足りず、ひとり命を狙われながら、あこがれの母に、銀后に近づくためのカグヤの旅が、今始まる!
「月華美刃」の見どころはココ!
見た目コミカルな絵柄とは裏腹に、かなりシビアな話が続く月華美刃。
そんな漫画の見どころは、有り余る力に翻弄されながらも母の背中に自分の信念を貫くカグヤの生きざまに他なりません。
皇国の最高兵器である『秘刀 巫暈支(フツヌシ)』は、持ち主の信念にその理力が作用する不思議刀。
悪しき心で使えば、相手を霧散(文字どおり)させる兵器と化し、誰かを守るために使えば、あらゆる力を跳ね返す。
自分の心の鏡とも言える刀を通し、襲い来る敵と戦いながら、自分の生き方や信念を見つめる彼女の姿は、思わず応援したくなります。
人として、人の上に立つ皇族として、人をも屠れる兵器を持つ戦士として、彼女の成長ストーリーは必見です。
まとめ!
主人公のカグヤのかわいさとは裏腹に、かなりシリアスなバトル物が繰り広げられるこの作品。
かわいい女の子がキャッキャウフフな展開が続く話に飽きてきた方はオススメです。
昨今の「SPY×FAMILY」人気で再び注目されるようになりましたが、私としてはよりもこちらの作品の方がドストライクなので、いちファンとしては少しでも注目される機会が訪れて本当にうれしい限りです。
単行本のほか、電子版も配信されていますので、気になった方は購入下さい。
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