【悩める人必見】マンション管理会社への転職のコツを伝授　後編～転職プロセス～

この記事は前・中・後編のうち『後編部分』です。

前編・中編をご覧になっていない方は▼コチラ▼を先にご覧ください。

【悩める人必見】マンション管理会社への転職のコツを伝授　前編～実態編～上がらない給料、給料1カ月分にも満たないのに「あるだけマシ」と恩着せがましく言われるボーナス、毎日追われるノルマ、計算したくもない時間単価。 このご時世、こんな悩みに嫌気がさしてる方は多いと思います。 そんなあなたに、今回は「マンション管理業界への転職」についてご紹介します。...

【悩める人必見】マンション管理会社への転職のコツを伝授　中編～採用ライン～「マンション管理業界への転職」を希望されている皆さんに、転職サイトには書いてない（というか書けない）リアルな転職のコツ・ポイントをご紹介します。中編では、マンション管理会社に転職する際の採用ラインについてご紹介します。...

前編・中編記事の振り返り

この記事は、こんな方にオススメです。

更にこの記事を読めば、こんなメリットがあります。

簡単に結論をまとめると、

このようになります。

そして、マンション管理業の転職事情として、採用ラインはこのような傾向があります。

要件	コメント
年齢	27～37歳（ある程度社会人経験を積んだ人がターゲット） 職歴や人物像によっては～45歳でも十分可
学歴	新卒だと学歴フィルターがあるが、中途は『高卒以上』で可 （現に私、かわぐちろろも高卒だったりします）
職歴	特に問わないが、接客業(BtoC)の経験者は好まれる 特に前職が管理会社や不動産系なら即戦力が期待されるが、「前職を辞めた理由」によっては「すぐに辞めるかも」と警戒され、面接時に人物像が厳しめに評価される傾向あり
資格	無くても良い。ただし管理業務主任者・簿記(3級で十分)・マンション管理士などの関連資格を持っているとかなり高ポイント

管理業界に１０年以上身を置く私の実験談に基づくお話ですので、他の転職情報サイトや掲示板の書き込みよりも、より現実的な記事になっています。

それでは内容について、細かく見ていきましょう。

マンション管理会社　転職への道

ここまで具体的な採用条件について見てきました。

でも皆さんの中には

こう思っている方がほとんどだと思います。

ここからは「より高いランクの管理会社に転職するためのプロセス」についてご紹介しましょう。

プロセス１：準備

転職を有利に進めるため、時間があれば管理業務主任者の資格を取りましょう。

試験は年１回（毎年１２月第１週の日曜日）に開催されます。

申込開始から終了まで、大体１ヶ月ほどしかありませんので、受験したい人はお忘れなく。

ちなみに管理業務主任者試験は

合格率は約17％
必要な勉強時間は最低300時間

と言われています。

仕事をしながら勉強するとなると半年ぐらいは期間を見た方がいいので、早めに手をつけることをお勧めします。

プロセス２：中小の管理会社で経験値獲得

大手、しかも財閥系のマンション管理会社を目指すにあたり、「全くの未経験」だと、よほど面接対策をしない限り正直難しいです。

（採用されないこともないですが）いきなり応募しても落とされる恐れがあるので、職歴に自身がない方は、実際に他の管理会社に転職し、２～３年くらい経験を積んでから挑むことをお勧めします。

管理会社で実績を積めば、たとえ小さい会社であっても『経験者』『ノウハウを熟知している即戦力』として扱われ、かなり採用される確率が高くなること請け合いです。

プロセス３：応募する前に

転職活動する際に最も気をかけることに『履歴書』『職務経歴書』があります。

無情にも、この書類で自分の人物像や人間性を検査されるため、書き方ひとつ間違えれば、アナタがどんなに優秀でやる気があっても、一発で選考から落とされます。

ですので、履歴書・職務経歴書を作る際は、必ず「他の人の目」を借りて作り上げることをお勧めします。

特に転職エージェントは、転職サイトと比べ物にならないくらい親身になって協力してくれます。

転職支援のエージェントは無料で使えますので、活用されることをお勧めします。

実際『良い』マンション管理会社は？

転職活動を行うにあたって、入社候補として考えたい会社は一体どこなのでしょう。
ここでは他サイトを事例に、ランキング形式でご紹介します。

管理会社ランキング【表の世界】

マンション管理会社は、管理戸数などの「事業規模ランキング」のほか、顧客アンケートをもとに作成された「満足度調査ランキング」が公表されています。

このランキングを見て、勘のいい人ならお気づきのことかと思います。

『世間的に良い会社が、働く者にとって、必ずしも良い会社ではない』ということを。

世の中、業界第一位の大手と呼ばれる会社でも、東証一部に上場している大会社でも、劣悪な労働条件の中で運営されている企業はたくさんあります。

それが証拠に「管理戸数ランキング」は単に管理している戸数（事業規模）をランキングしただけ

「満足度ランキング」は実際の居住者のアンケートをランキングにしただけで

従業員の働きやすさ、福利厚生などの「従業員満足度（ES）」は一切加味されていません。

これらランキングは会社選びの一つの指標にはなりますが「ランキング上位陣が必ずしもホワイト企業ではない」ということはお忘れなく。

管理会社ランキング【裏の世界】

次に紹介するのが、5ちゃんねるの有志によって作られた非正規のランキングです。

「管理戸数ランキング」や「満足度ランキング」が正規の『表のランキング』とすれば、このランキングは非正規の『裏のランキング』と言っていいでしょう。

このランキングが合っているかどうかは分かりませんが、実際に現場で働く人たちが作ったランキングなので、「働く現場の実情」を知る上での一つの参考になるのではないかと思います。

まとめ！

まとめに行きましょう。

給料が高くて福利厚生がしっかりしている財閥系上位陣の管理会社に転職する際には

これだけやれば、かなり合格率は上がると思います。

後はアナタの努力次第です。頑張ってくださいね。

ではこのへんで。かわぐちろろでした。

マンション管理士かわぐちろろ の【ろろ余談】