「自転車置場の満車問題」の解決策として挙げた『シェアサイクル』『レンタサイクル』について、その概要や導入コストについてご紹介します。
(※以前の記事は▼コチラ▼)


はじめに
不要自転車の処分を呼びかけましたし、放置自転車の撤去もしましたけど、なかなか空き区画が増えませんねぇ~
管理会社さん、ほかに手立てはないの?
いっそ皆さんで自転車を共用する『シェアサイクル』や『レンタサイクル』なんてのはどうです?
それってお金掛からない? それに管理はどうするの?
イイものは設備投資に初期コストやランニングが掛かりますけど、やりようによってはかなり費用を抑えられる方法もありますよ
そうなの?それってどんな方法かしら
マンション居住者さんや管理会社の担当フロントの方は、こんなことで悩んだことありませんか?
- 自転車の撤去は進めた。ルールも見直した。
- 荒廃した自転車置場の改革を進め、以前よりは良くなった。
- だけど思ったほどに空きは出ず、居住者の自転車ニーズに対してまだ十分とは言えない状況。。
自転車置場の問題は、いくら使い方・空き区画の配分ルールなどを見直しても、ソフト面の見直しだけでは限界があります。
これ以上のソフト面での見直しが難しいのなら、ハード面(既存設備の改修や新設備の導入)を検討しましょう。
この記事はこんな人にオススメ
この記事は
- 自転車置場の整理がうまくいかず、まだ空き不足に悩まされているマンション居住者の方。
- 「いつになったら空きが出るんだ!」と居住者からの不毛なクレームに悩まれている管理会社のフロント担当の方
- 空き区画が出た際の抽選会で、血眼になってがっつく居住者に辟易しているマンション理事会役員の方々。
こんな方にオススメです。
- 自転車の満車問題に悩まなくて済むようになる
- いつもゴチャついていた自転車置場がすっきりして気分もスッキリ
- 空き区画が出るたびに抽選会に駆り出されなくて済む
この記事を読めば、アナタから自転車の満車、「空きが出ない」という不毛なクレーム、抽選会の開催の手間から解放されることになるでしょう。
それでは、どうぞ!
『シェアサイクル・レンタサイクル導入』の結論
簡単に結論をまとめると次のとおりです。
それでは内容について、細かく見ていきましょう。
シェアサイクル・レンタサイクル導入について

シェアサイクルとレンタサイクルの違い
「シェアサイクル」と「レンタサイクル」って一緒じゃないの?
何が違うの?
まずはシェアサイクル・レンタサイクルの違いについて見ていきましょう。
シェアサイクル![]() | レンタサイクル![]() | |
管理者 | 自治体 サービス提供業者 | 設置者 |
自転車の 返却先 | 提携先の駐輪場なら どこでも可 | 借りた場所に返却 |
想定使用者 | 近隣住民、旅行者 近隣労働者 | 設置場所の住民 |
料金 | ほとんど有料 (会員登録して使用) | 設置者の意向による (営利団体の運営なら 有料が多い) |
車両のメンテ | 設置者 | 設置者 |
シェアサイクルとレンタサイクルは、『返却先が複数あるか、借りた場所に返さないといけないか』という点が大きく違いますが、「複数の人が同じ自転車を使いまわす」という意味では一緒です。
シェアサイクルは『特定エリアに複数の返却場所が用意された共同使用できる自転車』で、その地域の住民、旅行者、勤労者を使用者として想定しています。
それに対しレンタサイクルは、設置場所=返却場所(必ず同じ場所に返さないといけない)という特性から、設置場所の住民を使用者として想定している、といった違いがあります。
シェアサイクルは特定エリア内に複数の返却先コーナーを設ける必要があるから、自治体やシェアサイクル専門業者が運営しているケースがほとんどだよ!
マンションでのシェアサイクル・レンタサイクルの導入見込み
先述のとおり、シェアサイクルは返却先を複数用意しないといけないことから、マンションでの導入は不向きです。
仮に返却場所の誘致に成功したとしても「不特定多数の者との共同利用」が前提となっていることから、防犯面・心理面の観点から好ましくないと言えるでしょう。
マンション外部から自転車目当てに敷地内に入ってくる事になるから、マンション居住者の理解は得にくいだろうね。
そう考えれば、マンションで導入は必然的にレンタサイクルになるでしょうね!
レンタサイクルのサービス内容
最近のマンションでは、自転車置場の不足を受け、レンタサイクルの導入が進んでいます。
代表的なものをご紹介します。
フルタイムシステム
マンションの宅配ボックスでおなじみの『フルタイムシステム』が提供するレンタサイクルサービスです。「F-rents(フレンツ)」という名称でサービス展開をしています。

宅配ボックスの機能と連動し、貸出・返却の管理も行え、紛失や返却漏れなどの後追いができます。
また使用時間の記録や使用予約もWEBで行えるため、「使いたいときに自転車が無い!」なんて事態が防げて大変便利です。
オプションとして自転車本体(電動アシスト含む)の提供もあり、サービス内容によっては訪問メンテナンスも行ってもらえます。
日本宅配システム
マンションの宅配ボックスでおなじみ『日本宅配システム』が提供するレンタサイクルサービスです。

自転車本体の提供もあり、サービス内容によっては訪問メンテナンスも行ってもらえます。

宅配ボックスの機能と連動し、貸出・返却の管理も行え、紛失や返却漏れなどの後追いができて大変便利です。
これらはマンションの宅配ボックスの1区画を『鍵・バッテリー管理庫』として機能させ、カギの受け渡しや貸し出し・返却の管理を行っています。
使用するには「同じ会社の宅配ボックスを設置していること」が条件となりますが、この最近では多くのマンションで宅配ボックスが付いており、この2社は宅配ボックスでかなり高いシェアを取っているので、追加導入の壁はそんなに高くないのではないかと思います。
レンタサイクルの導入・運用費用の相場
先述したとおり、宅配ボックス連動型のレンタサイクルを導入するには、「同社の宅配ボックスがマンションに導入されていること」が条件となります。
仮に同社の宅配ボックスが最初から入っていたとして、レンタサイクルを追加で導入しようとした際の費用(概算)は次のとおりです。
【初期費用(イニシャル)概算】累計50~75万円程度
- 自転車鍵、電動アシスト用バッテリー格納庫設置:40~60万円
- システム改修:10~15万円
- ※住戸数、自転車台数、バッテリー管理あり/なしで金額上下あり
【運用費用(ランニング)概算】年額15万円程度
- システム利用料:月額12,000~15,000円
- 自転車整備費用:年額20,000円(オプション)
- ※レンタサイクルのサービス導入には、宅配ボックスの定期メンテナンス契約(月額約12,000円)の加入が必要
初期費用は我慢できるとして、ランニングで1年間に15万円程度掛かります。
10年運用すれば150万円もの支出になるため、マンションの財政事情を鑑みて検討する必要がありそうです。
管理費会計に余裕がないとキツイね!
お金をかけたくない人は自主管理
そんな金どこにあるんだよ・・・
先述の費用を見て、こう思われた方も多いはず。
設備を入れるにもお金が無い。かといって自転車問題の解決にはレンタサイクルが必要。
そんなときには、いっそ『自主管理』のレンタサイクルを導入してはいかがでしょうか。
管理にお金を掛ければ品質が高くて楽できる。自分たちでやればお金は掛からないけど手間が掛かるし質が下がる。当たり前だよね!
マンション管理と一緒ね
まとめ!
ここまでの内容をまとめてみましょう。
シェアサイクル・レンタサイクルについての結論は次のとおりです。
ここまでは、シェアサイクル・レンタサイクルの内容について、シェアサイクルのサービス概要、導入費用について紹介しました。
次の記事では、『お金を掛けないレンタサイクル運用方法』について紹介します。
レンタサイクルの自主管理方法は▼コチラ▼の別記事で紹介してるよ!
実際に導入してるマンションの実例を基に紹介してるから、再現性は高いと思うよ!

ではこのへんで。かわぐちろろでした。
かわぐちろろ の【ろろ余談】
レンタサイクルはチョット買い物行きたいって時に使えてめちゃ便利!

